ジラフ、つまりキリンは

アフリカ産の動物

 MOMUS(モーマス)というアーティストの「Kの日記」("k's diary")という曲は、フランツ・カフカの日記からランダムにフレーズを抜き出して歌詞を構成したのだそうだ。
 なかなかおもしろい試みだ。
 やってみた。
 以下は、『キリン伝来考』(ベルトルト・ラウファー著、福屋正修訳、ハヤカワ文庫)からランダムにフレーズを抜き出したものである。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 ジラフ、つまりキリンは アフリカ産の動物
 頭頂に二本《角》を備え ヌビア種には第三の角

 生皮(ハイド)は需要があり ボーア人に捕殺され
 サンダル作り 鞭作り キリン まもなく絶滅

 蹄は唯一の武器 非常に強力な蹴り
 ハーゲンベックの兄弟 蹴られて卒倒

 十七番ホール 骨格標本
 だれでも見て納得する
 ホップとブリンク 鉄砲で仕留め
 トゥルバホ ヨーロッパに送った

 ダチョウ狩りの名人 ブッシュマンは芸術家
 洞窟絵画 キリンの絵 疾走するキリンの絵

 「皮膚はヒョウと雄ジカ 首はラクダ 歯はウシ
 頭はラクダ」 ディマシュキー 正しいキリンの記述

 アレクサンドリア港で 非常に強力な蹴り
 ハーゲンベックの兄弟 蹴られて卒倒

 首の骨、七つ 骨格標本
 頸骨自体が伸長
 キリンの歩調は 並足(ウォーク)と駆足(ギャロップ)
 トゥルバホ 植民地総督

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 ちなみにこれは、スピッツの「ロビンソン」で歌えるようになっている。


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